アナタコとデジタコ搭載義務化の背景

運送業などに携わる事業用トラックには、タコグラフという運行記録計の搭載が義務化されています。

タコグラフにはアナログタイプのものとデジタルタイプのものがあり、それぞれ「アナタコ」と「デジタコ」という略称で呼ばれることが多いです。このアナタコとデジタコ搭載義務化の背景には、交通事故件数の減少のほかに、運送業界で蔓延している指定時間外勤務や、ドライバーの長時間拘束という労働環境を是正する狙いがあります。そもそもこの運行記録計搭載の義務化の歴史は長く、1962年から走行距離が片道100km超過の路線トラックがまず義務化の対象となりました。5年後の1967年には車両総重量が8トンで最大積載量が5トンの事業用トラックも義務化になりました。

そして、2013年に道路法が改正されたことをきっかけに、2015年には車両総重量が7トンで最大積載量が4トンの事業用トラックで、なおかつ新規購入分に対して搭載が義務付けされました。2017年には既存の車両へも対象が拡大されています。現在搭載義務付けの対象は緑ナンバーの営業用のトラックに限られていますが、さらなる事故件数減少のために、今後は自社の荷物を自社のトラックで運ぶ白ナンバーも対象範囲になる可能性が高いです。また、現在はアナタコもしくはデジタコどちらかの搭載ということになっていますが、ますます進むネット社会の現状を鑑みると、クラウド化した次世代デジタコが将来的にはスタンダードとされるので、今後はクラウドタイプのデジタコ導入を検討されるのがおすすめです。

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